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学び(連載)

構造を知る学び-3

(R3年7月05日)

学びを阻害するものは「何か」を考える(その3)

学びの阻害するものは「何か」を考える(その3)

滋賀県高島市在住の「貴瀬 勝さま」とは、過去に「構造設計1級建築士受験対策」

においてお出会いしました。彼は、学芸出版社から一冊の本を出されています。

題名は、構造計画ここがまちがうで「構造計画の重要性」から「勘所」や「応用」に

つきやさしく分かりやすく述べられています。

この本により、当方なりに「関東地区」にアレンジして要約しますと

 

・構造計画の重要性→「強度指向」か「靱性指向」

・力の流れをなめらかに→「意匠計画」と「構造計画」は一体

・変形の検討も忘れずに→告示593の条文の再認識(変形の把握)

・施工性も配慮して→常に「納まり」を意識

・意匠や設備にも好奇心を持とう→構造計算は「意匠」と「設備」の荷重が必修

・柱・梁の配置を合理的に→不自然な形の建物は弱い

・耐震壁やブレースは釣合いのよい配置を→剛床仮定と剛心・重心への加速度作用

・柱のせん断破壊は命とり→極短柱は「せん断破壊」で凶器

・水平震度の低減で設計した建物は安全か→地域係数(期待値)を信用しない

・基規準は覚えた頃にコロコロ変わる→「望ましい」に振り回されるな(工学的判断)

・構造材料の選定は適切か→地産地消と「八丈島など離島」地区での臨機応変な対応

・基礎工法の選定は適切か→地盤種別(第1種~第3種)と「沖積層」での建物支持

・仕上げ材は躯体の変形に追随するか→告示593の条文の再認識(変形の把握)

・固定条件の仮定は適切か、接合部は安全か→「固定度」の認識とKBS、接合部体積とFc

・振動・衝撃・温度応力など、特殊な応力の発生はないか→「励起振動」等の安全率

・面外座屈・局部座屈・局部応力に対して安全か→「圧縮座屈」、「局部座屈と横補剛」

・EXPJの取り方→不整形の絶縁、変形の把握と隣棟間隔

・増築予定、将来改修となる可能性→棟別増築の推進、変形の把握と水平力の流れ

・既存不適格との接合部→「応力を伝達させない」処理

 

以上、一部重複・割愛があります。一冊の本を出版する時の煩雑さは想像を絶します。

学ぶ上で、「阻害するもの」は「気力の持続」以外に見つかりません。

やると決めてこの分野に居る限り、「クライアント」の無理難題を適切に専門職として

対応するには、「幾多の経験」と「基規準の文献の読破」をコツコツ積み上げましょう。

 

 

 

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