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学び(連載)

「崩壊形」を学ぶ-2 

(R5年4月25日)

崩壊形(その2)

崩壊形(その2)

構造設計の実務や審査で、「崩壊形」に戸惑うことが多い。それは「学びの不足」です。

荷重増分解析の進捗内容をPCの「ファイル内」あるスケルトンな情報の意味を理解しなければならない。そこに、つまずき迷い先に進まず「計算途中」となり一貫計算プログラムメーカーの「サポートセンター」に「HELP」となる。その殆どが休日・真夜中です。

架構の保有水平耐力計算法においても、Ver.upの連続も更に拍車をかけています。

プログラムの中でも部材の耐力計算式の検証の他、部材種別の判定方法として部材の限界

変形角を考慮した判定指標(パラメータ)も示され、構造特性係数Dsを用い、全体崩壊形の

保証設計を行ない、より「全体崩壊形の実現」が架構の安全なものかを示している。

一般に、下部構造を含めた保有水平耐力計算は現在行われていないので、留意事項を含め

「崩壊形の保証設計」について、「保耐規準」の考え方を示します。

 2020年版 建築物の構造関係技術的基準解説書 (黄色本)のP-344に「保有水平耐力の

計算の原則」があり、これは「保耐規準」の考え方を受け継いでいます。

すなわち、一次設計の地震力作用時の応力算定において構造耐力上主要な部分とみなした

部材からなる架構について、その「弾塑性を適切に表す」ことのできる「モデル化」を

行う事によって一定条件のもとで荷重増分解析法により計算するのです。

 「一定条件のもとで」を理解することが最も大切であり必修となります。否が応でも

黄色本P-344のa)~b)の記述、すなわち「外力分布」や「釣合い条件」となります。

 計算の原則には「その他」もあり、黄色本P-346からのa)~e)の記述になっています。

だからこそ、この高度な内容を早朝にしっかりと読破せよとなるのです。

建築物の一部又は全体が地震力の作用によって、崩壊形(崩壊メカニズム)を形成において

のみ、鉛直部材が負担する水平せん断力の総和となるのが「保有水平耐力」です。

しっかりと、この「崩壊形(崩壊メカニズム)を形成」を把握して捉え切らないと困るはず。

一般財団法人の「日本建築防災協会」からの「黄色本の講習会」もありました。

 当方では、著作権に配慮しながら今年の「構造勉強会・補習講義」として「黄色本の

要点」として全12回を6回に分割しております。次回に「崩壊形(崩壊メカニズム)を形成」

につき、その一部を示します。

 

 

 

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