(R5年8月25日)
隗より始めよ(その2)
隗より始めよ(その2)
この内容は、R5年盛夏に長野県での「移動執務室」車内で滞在した時のものです。
この論評では「政治イデオロギー」は挟みません。新型コロナウイルスの感染拡大等に
アフターコロナなど現代社会の翻弄の中における時代と社会の現状からの論評です。
「隗より始めよ」に行政改革など人件費の削減に結び付く言葉の誤用ではなく、江戸時代に財政再建を果たした藩が山形県の米沢・愛媛県の松山・福井県の大野などです。
各藩に政策的な共通点があります・・・武士の俸禄カットと産業の育成の同時着手です。
現代社会に例えると、「公務員の給与カット」と「成長戦略」でしょうか。
つまるところ、出る費用を減らして成長分野にお金をつぎ込み税収を増やす政策です。
この偉業に米沢藩は、上杉鷹山・松山藩は、山田方谷・大野藩は、内山良休は有名です。
グローバルな人口移動が活発な今の時代に、何が羅針盤となるか深く思考しますと、当然
見えて来るのは「有能な人材」の登用であり、官民の隔たりなく「出来る人材」に注目。
過去に、「沖縄県」では官製プロジェクトに民間人材の積極的登用を垣間見ました。
本土から距離もある「南の島」における自立精神や、北海道では開拓精神も散見しており
「隗より始める」意義を胸の内に秘めた経験もあります。
時代と社会の現状を見つつ、今思う取組みのあり方を模索している自分自身を感じます。
信州地区(長野県)に滞在には、目的意識を持っており内陸部の地域社会貢献において
関わり方や羅針盤に針路をも模索しているのも事実です。
次回には、そのあたりをもう少し論評して参ります。