(R5年10月15日)
CLTパネル工法の今後(その1)
CLTパネル工法の今後(その1)
この内容は、R5年盛夏に長野県での「移動執務室」車内で滞在した時のものです。
この論評では「政治イデオロギー」は挟みません。日進月歩の技術革新の進む我が国の
CLTパネル工法の今後についての論評であり、設計や施工から「需要と供給」となる。
R3年10月には「木材利用促進法」の改正があり、公共建築に官公庁発注が促進される。
我が国の国土面積は約3,780ha(外務省資料)に対して、森林面積は約2,500ha(林野庁資料)となっており約66 %が森林である。国産木材供給量は、住宅着工数の減少や木材輸入の
全面自由化等により長期的に減少となっている。
上記の「社会環境」から、住宅だけに限定せず多用途に「森林資源」の活用が期待される。
今、信州地区(長野県)にて車中泊の長期滞在している理由に「CLTパネル」に関わる
現地調査もあります。既に、「CLTパネル生産工場」は北海道北見市と鹿児島県姶良郡
湧水町で大規模な生産施設が稼働している事はご存知の通りです。
ここで、「需要と供給」となれば人口の超過密の関東地区の郊外に生産工場が理想です。
何故なら、「関東地区の衛星都市」にモータリゼーションの極度の発展から人口の郊外ドーナツ化により「ベッドタウン」の新築住宅に格安に戸建て住宅を供給するニーズに北海道や鹿児島県から経費の掛かる運送に対応する必要があるのです。
だからこそ、関東地区への物流ロジテックも踏まえて森林資源の多様化活用に「CLTパネル生産工場」の信州地区(長野県)に立地を願望となるのです。
後は、資本主義社会ですから「資金力」のある企業戦略に振り回されますが、例えば
鹿児島県の湧水町に立地の生産施設は、旧鹿児島県立の高等学校分校の建物の再利用です。
持続可能な開発目標SDGsの最たる実践例なので、時間の許す限り冬に避寒地として取材を予定しています。