(R6年11月05日)
「改正建築基準法」の対応(その3)
「国土交通省の啓蒙」(その3)
前回までの「改正建築基準法の行方」などを論じ、今後の実務対応での論評です。
この連載記事は、2024年1月に執筆しています。何故なら、「省エネ法の改正」による
事前通告から施策の骨子として国土交通省からの重要なお知らせが届きお困り事となる。
当方は、この木造建築物の構造計算・告示1352号関連の構造計算実務支援は致しません。
建築着工戸数の6割程度が「旧4号建築物」である現状においては、建設省告示
第1352号の「木造建築物の軸組の設置の基準を定める件」に困り、戸惑われる方々が
続出すると見ています。
随分前に、毎年の「新聞週間」に日本新聞協会なる団体がエッセイコンテストの発表を
行い、最優秀作品が岩國哲人先生の「おばあさんの新聞」でした。
彼の若年期の新聞配達・学校が終われば母堂との畑仕事です。彼の毎朝40軒の各戸への
新聞配達を心待ちにしていた「おばあさんの存在」に感銘を受けた内容のものでした。
当方は早朝の修行僧として、未確定のルーチンワークに励む「老兵死なずただ消え
去るのみ」を重ね合わせると「先人の語り部」のように思えてなりません。
岩國哲人先生は、出雲から東京大学に進学され実業界で活躍した後、政治の世界で活躍
されていました。今は、引退して東京・渋谷にお住まいで、「人生ドラマ」を感じます。
出雲市長も二期途中でお止めになったようです。後期高齢者になると、健康管理の大切さ
から「激務の連続」にある当方も年内で一区切りの立つ鳥跡を濁さずとなります。
鎌倉市にお住まいの「バカの壁」で著名な「養老孟司先生」にも憧れています。
このように「道祖神」のような先輩諸氏からの「心の持ち様」を自分自身に言い聞かせて日々徒然の諸行無常です。全国各地の方々から学びのあり方も教わったようにも感じます。
だからこそ、「どこでも執務室」のモバイル支援システムの進化へ2025年開始準備を進め今迄以上の「脱皮」に挑戦してより尖鋭な地域社会貢献となる「ライフワーク」を目指して準備中であり、誰も取り組まない「地域社会貢献」は、当方のホームページのトップにありますように「構造計算が出来る建築士の養成を応援しています」・・・これを全力で取り組みます。
「構造計算を習う」を本格化させて、地方都市に出向いて時には「対面」もご用意します。
何より「手取足取り」の「構造計算」が出来る建築士の養成が目指すものとなる事を望みます。
ささやかなご支援ですが、新しい出会いに感謝しながら目指す「学び」の支えに徹します。
2023年10/10に米国・シカゴの病院での訃報を知り「岩國哲人先生」のご冥福をお祈りいたします。